子猫、猫、札幌を中心に里親探し、飼育保護をしています。

脳梗塞で倒れたおじいさんと取り残された猫

シェアする

Bookmark this on Yahoo Bookmark
Share on GREE
Bookmark this on Google Bookmarks
[`twib` not found]
LINEで送る

先週、病院に勤務するソーシャルワーカーさんから相談が入りました。

一人暮らしで身寄りの無い高齢のお年寄りが脳梗塞で倒れて入院し、自宅に1頭取り残された猫が居るとのこと。

ソーシャルワーカーさんが猫の御飯を上げに様子を見に行っていましたが、病院に勤務する立場では、個人宅への立ち入りなど色々と問題もあるようです。

ご連絡を頂いたソーシャルワーカーさんは当団体の里親さんでもありました。

おじいさんは話せるのか、身体は大丈夫なのか、猫はどうするのか、どうしたいのか、色々お話を聞くために、病院へ面会に行きました。

病院とソーシャルワーカーさんの配慮で、大きく印刷してもらった飼猫の写真を見るおじいさんを見ていると何ともやりきれない気持ちです。

リハビリに半年はかかること。現在は高次脳機能障害。暫くは車椅子。生活保護のため、2,3ヶ月後には借りているアパートは引き払うことになる。入院代やらオムツ代などかかる費用を差し引いたらお金が足りないこと、猫の御飯代にも困ること。ジジはワクチンを数年前に接種してるけど、どこの病院か解らずソーシャルワーカーさんが何件も電話して探してること。ジジは13歳で純血種らしい。猫の名前はジジ

今日解ったのはこのくらいです。

意識はしっかりしてるけど、まだうまく話せないし、耳もかなり聞こえづらいようでした。

身よりも無く生活保護。アパートも無くなってしまう。ソーシャルワーカーさんの話によると、おじいさんの入居できる施設を色々と探しているそうで、ペットと一緒に入居できる施設もあたってくれてるそうですが、現段階ではどうなるのかは解りません。

身体の問題、お金の問題。今後おじいさんが猫と一緒に暮らすのは難しそうに感じました。

ただ、こないだ倒れたばかりのおじいさんにそれを告げる気にはなれず、まずは体の回復に専念して貰いたいと思い、スタッフと相談しておじいさんの希望を出来るだけ聞くことにし、おじいさんの身体にさわってもアレなので、自宅に立ち入る許可だけ貰い、病院を後にしました。買い置きしてあった猫のフードも底をついたそうです。

その足でおじいさん宅へ向かいました。ドアを開けるととても人懐こい愛嬌のある顔した「ジジ」が出迎えてくれました。

とっても味のある顔をしてます

元々人懐っこい猫らしいですが、初対面でもスリスリして来ます。急におじいさんが帰って来なくなり、家も寒く不安でいっぱいだったと思います

それにしても可愛い顔をしてます。

幸いなことにジジはご飯も食べており、脱水などもなく元気そうではあります。しかし暖房を一切つけてないので部屋は寒々としていたため、支援者さんが作ってくれた大きめの猫クッションにカイロを入れて置きました。

Nyapanで保護することは可能です。ただ色々と問題があります。人懐こいとはいえ13歳。引っ越しのストレスや環境の変化で体調を崩す可能性もある。飼い主さんは今後フード代を捻出するのも難しい。Nyapanもスタッフと支援者さんのご厚意で何とか繋いでいる日々です。

そもそもおじいさんがジジを手放すのを嫌がってる。(嫌がってるように見える) つい一週間程前まで一緒に暮らしていて、脳梗塞で倒れ、ようやく話が出来るようになったところです。まだ状況さえうまく呑み込めて無いように感じました。

半年はかかる見込みのリハビリ、2,3ヶ月後に迫るアパートの引き払い・・



高齢の一人暮らしで猫を飼うということは、こういう事態も起こってしまいます。ただ今それを考えても仕方ありません。

身よりもなく病気で倒れてしまったおじいさんの事も心配ですが、取り残されてしまったジジも心配です。人間に換算したら68歳のジジ。暖冬とはいえ札幌はまだまだ冷え込みが厳しく気温はマイナス。真っ暗の部屋の中、暖房もつけることができず、カイロだけで過ごすジジを思うとつらいです。

見通しが立つまで、しばらくはスタッフが交代で、ジジのケアに行くことにしました。

帰る際、振り返ってジジを見ると、そう見えてしまうのか本当にそうなのか、とても寂しそうに見えてたまりませんでした。「また来るからね、ジジ」

記事をご覧いただいた皆様へ。ご自宅で使用していないカイロなど御座いましたら頂けたら助かります。

スポンサーリンク

シェアする

フォローする