猫suncafe リトーが亡くなりました。

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猫suncafe 猫スタッフの「リトー」が昨日の夕方、亡くなりました。

猫スタッフとしてカフェ2階で過ごしていましたが、2週間程前より調子を崩し

通院していました。

肝臓の値が悪く、1週間程前より、いつ亡くなってもおかしくない状態であると告げられていましたが、リトーもスタッフも何とか望みを持って、通院やケアを続けて来ました。

点滴と2日おきに増血剤の投与をしてきましたが、腹水も溜まり、日を追うごとに元気も無くなり、昨日はかかりつけの南郷どうぶつ病院さんが休診日の為、他院にて注射の処置を受けてシェルターへ戻りました。

しかし、無常にもそれから1時間程でリトーは息を引き取りました。

リトーは、5ヶ月程前の7月9日、生後1ヶ月頃に、民間から相談を受け、保護した子猫です。

野良猫だったリトーは、最初こそ威嚇して少し怯えていましたが、すぐに慣れて

ずっと鳴いていました。

そして、猫風邪症状もあり、片目が少し腫れていました。

この頃の札幌では、激しい大雨が降る日が多く、野良猫のしかもまだ小さい子猫は

抵抗力、免疫力も低く、命を落とす子も少なくありません。

その後猫風邪症状は強く出てきて、鼻水や目の腫れが続き通院、投薬、点眼の日々。

鼻水、くしゃみが酷く、中々風邪が治まりませんでした。

リトーが過ごす隣のケージには、同じ時期に保護して、同じく猫風邪治療中だった、今はカフェスタッフとして過ごす「麻呂」「ティアーナ」「くるみ」「みるく」兄弟達がおり、1頭ぼっちだったリトーは寂しかったのでしょう。

リトーにも兄弟が居たと思いますが、いつはぐれたのかリトーは一頭での保護となり

見知らぬ場所で、不安の中、兄弟のぬくもりを求めているように見えました。

本来は一定期間、隔離して過ごしますが、あまりにも寂しそうに鳴くリトーのメンタル面を

考え、麻呂兄弟達と一緒にする事にしました。

すると、それまであんなに鳴き続けていたのが、嘘のように治まり、一瞬で打ち解け、まるで

はぐれた兄弟と再会したかのように、寄り添って眠り、じゃれて遊んだり、食欲もどんどん出て来ました。

ただ、猫風邪が中々完治せず、ズルズルと長引いていた為、乳飲み子のケアで実績のある

ボランティアのMさんに預かりをお願いし、集中的にケアをして貰うことにしました。

1ヶ月程で風邪症状は治まり、その間にめいっぱい愛情を受け、とても人懐っこい子猫と

なり、人見知りも猫見知りも全くしない子に成長しました。

温厚で人懐っこいリトーは、カフェスタッフになり猫suncafeで過ごしていました。

ちょっとだけ先輩の黒猫ロビンともすぐに仲良し。

しかし、しばらくすると、また風邪症状がぶり返し、一旦シェルターでケアをする事に。

今年の風邪はとてもしつこく、薬を切り替えたりしながら、ようやく症状が治まり

カフェスタッフに戻りましたが、それから再び元気が無く食欲も落ちていきました。

そして、また通院と投薬の日々。

麻呂達兄弟が、日に日に大きくなり、元気に走り回って過ごす中、リトーは痩せて

元気もなくなっていきました。

保護相談を頂いたTさんのお話によると、リトーのお母さんは毎年子猫を産んでいて、

その度に、産まれた子猫たちは、冬をこせずに亡くなっていったそうです。

Tさんはそれをずっと気にされており、今回は保護に踏み切ったそうです。

リトーだけしか保護出来なかったけど、せめてこの子だけでも生きていてくれる事が

自分にとって救いで、希望だったとお話されていました。

私たちの元に来る猫達は皆、多かれ少なかれ、生死に関わる事情を抱えた状況から

やって来ます。

初めてリトーに会った時、小さい身体で必死に威嚇して来ました。

でも、すぐに威嚇は止み、鳴き始めました。

その様子からも、一頭ぼっちになってしまったけど、必死に生きようとする

リトーの気持ちが伝わって来ました。

リトーの威嚇や怒ったのを見たのは、この一回きり。

いきなり捕らえられ、どこに連れて行かれ、何をされるか解らない恐怖と不安でいっぱいだったのだと思います。

生後約半年ほど。半分位は、風邪や体調不良と闘っていたリトー。

何度も通院し、毎日のように投薬と点眼。

嫌がるこも多い中、リトーは強制給餌の時も良いこで、口に入ったものは大人しく食べていました。

ここまで頑張って生きて来たのに、残念で残念で仕方ありません。

ケアしている私たちが辛かったのですから、不調を抱えたリトーはどれほど

辛かったことか。

せめてもの救いは、スタッフ、ボランティアさん、カフェのお客さん達に

とても可愛がってもらえたこと。

乳飲み子ボランティアMさんのご友人から、ご寄付と共に「リトー」という

名前まで付けて貰ったり、沢山の人に可愛がられました。

常連さんが撮ってくれたリトーの写真です。プロフィールやポストカードに使いたいと話すと 快くデータを提供してくれました。

とても温厚で優しかったリトーは、一足先に天国に居る「なべさん」が寂しくないか心配で 様子を見に行ったのかも知れない。この写真を見ながらそんな事を思い浮かべました。

一度こんな事もありました。

リトー達の猫風邪も良くなり、猫スタッフとして残って貰うか、里親さんを募集するか

検討していると、まるで話を聞いていたかのように、リトーが「ニャー」と鳴いて

普段の何倍もスリスリスリスリしながら膝に乗って来ました。

「ここが気に入った?」「兄弟達と離れるのはいやかい?」などと会話して

リトーはやはり猫スタッフとして頑張って貰うことに。

元気だった頃のリトー。この頃はチビ達とよく遊んでいました。

小さな身体で全く怖くない威嚇をしてきたリトー。

鳴き続けて不安と戦うリトー。

同じ年ごろの麻呂達とまるで本当の兄弟のように過ごすリトー。

風邪も治り、カフェデビューを果たし、自由に歩き回り遊ぶリトー。

亡くなった事がまだ飲み込めません。

もし神様が居るのなら、もうこれ以上、こういう猫達を連れて行くのはやめてほしい。

リトーごめんね。

もっと出来る事があったはず。ずっと自問自答を繰り返しています。

天国には、前理事長や先輩猫達が居るから、もう不調と戦わなくても大丈夫だよ。

しばらく会えなくなるけど、寂しがらないでね。

ありがとうリトー。

スタッフ達は、リトーの姿を見ては泣き、写真やカルテを見ては泣き、元気になることを

願っていた反面、その喪失感も大きいです。

あと何頭見送ったら、「保護活動」を終わらせることが出来るのか

リトーや亡くなっていった猫達に少しでも報いることが出来るのか。

静かに眠るリトーと傍で泣き続けるスタッフ達を見ていると、1個人で、ただの猫の飼い主だった頃を思い出します。 あの頃のように過ごせる日は来るのだろうか。一頭亡くす度に遠のいていくような気がします。

活動を深めれば深めるほどに、比例して、病気、死亡、遺棄、飼育崩壊など深刻な場面に遭遇する機会も増え、動物が好きが故に落胆も大きいスタッフやボランティアさんを見ていると、とてもやりきれない気持ちになります。

巷では殺処分は減っていると聞きますが、現場レベルでは不幸な猫達は

後を絶ちません。

リトーを可愛がってくださった皆様へ

明日、25日(日)まで、リトーは猫suncafe1階に居ます。

ご都合など宜しければ、お別れに来て頂けたら幸いです。

誠に有難う御座いました。

心よりお礼申し上げます。

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