子猫、猫、札幌を中心に里親探し、飼育保護をしています。

スコティッシュフォールドについて

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
Bookmark this on Yahoo Bookmark
Share on GREE
Bookmark this on Google Bookmarks
[`twib` not found]
LINEで送る

先日スコティッシュフォールドを保護しました。

迷子収容されていたのですが、残念ながら飼い主は現れませんでした。

この寒い1月の札幌を、しばらくさまよっていたのでしょう
足や白い毛の部分が、少しふき取った程度では落ちないくらい
汚れています。

ブラッシングしながら顔や足を見ていると、飼い主は何故現れなかったのか
色々と考えてしまいます。

スコティッシュフォールドは温和で懐っこいというイメージなのですが
この子は、もちろん慣れない環境の変化のせいもあるのでしょうが
どこかビクビクしていて、逃げて隠れるような素振りがあります。

怖い思いをしたのでしょうか。

スコティッシュフォールドは、とても人気のある猫種ですが
とても重大な問題を抱えている猫種でもあります。

スコティッシュには、折れ耳、半折れ耳、立ち耳の子が居ます。
今回保護した子は、折れ耳でした。

スコティッシュフォールドが高確率で発症させうる遺伝子的疾患。

折れてる耳を見て骨の形成異常が頭をよぎりました。

毎日多くの猫と接していますが、まだまだ知らない事が多いです。

当サイトを見られている方でも、スコティッシュフォールドは知っていても
抱える遺伝病やブリーティングの問題は知らない方も多いと思います。

今回保護したのをきっかけに、スコティッシュフォールドが抱える病気や問題を
改めて考えてみたいと思います。

以下は、ある獣医師さんのブログからの引用です。色々と興味深い内容が書かれていますので読んでみて下さい。

-以下引用——————————————————

先日、先輩の先生から興味深い論文をもらったので、掲載します。

スコティッシュフォールドと骨軟骨異形成について
(osteochondrodysplasia in Scottish Fold cats)

World Small Animal Veterinary Association World Congress Proceedings,2003
Richard Malik, et al
Post Graduated Foundation in Veterinary Science, The University of Sydney

要約しますね。

スコティッシュフォールドは自然発生の突然変異の猫を、
1960年代に発展・固定した品種である。
スコティッシュフォールドは耳介が前に折れ曲がった猫と定義されている。

この特徴はユニークな外貌を示し、多くの人々を魅了してきた☆
ところが、スコティッシュフォールド同士を交配すると、
多くの子孫が生後早期に歩行障害を示すことがまもなく判明した。

発祥した猫は、変形や短縮した足を持ち、レントゲンですぐに判明するような
成長板を傷害するような異常所見が得られる。

この発見により、イギリスでは

繁殖が法的に禁止された

ところが、皮肉なことにアメリカ合衆国では存続し、耳がたれていない猫と交配することにより、比較的正常な固体が生まれ、平均的に半分の固体は耳が垂れていることを発見したのである。

この遺伝形質を固定するために、交配実験が無制限に繰り返された。
この結果、たれ耳タイプとそうでないタイプの猫が同じだけ産み落とされた計算となる。

たれ耳でないタイプは
「スコティッシュ・ショートヘアー」または「スコティッシュフォールドの異形種」と呼ばれている。

オーストラリアの最近の研究では、猫の耳を垂れるようにする遺伝子は優勢遺伝形質であり、
スコティッシュフォールドのヘテロ型(スコティッシュフォールドの異形種)

個体毎に永遠に進行する関節炎に苦しめられることがはじめて確認された

したがって、遺伝様式の発現がホモ型(たれ耳スコティッシュフォールド)は幼若期より病的な関節炎を進行させるが、ヘテロ型「(スコティッシュフォールドの異形種)はたれ耳型よりもゆっくりではあるが関節炎を進行させる。

驚くべきことに、これらの猫は通常の生活による負荷に
関節軟骨が次第に耐え切れなくなるのである
(関節炎に進行する!!)

スコティッシュフォールドのこのような問題は、多くの犬が持つ遺伝的な突然変異の問題を
かかえているのと同じであり、言い換えると

耳の垂れた猫で健全な関節を持つことは
不可能!!!
であるといえるのである。

したがって、スコティッシュフォールドを飼育している場合はしょうがないにしても、
「スコティッシュフォールドの異形種(スコティッシュ・ショートヘヤー)」
飼っているオーナーは、この軟骨異常を発現する遺伝子をホモで持っていないことで
満足して頂きたいと考える。

唯一の解決法は、

たれ耳の猫の繁殖を中止すること!
である

ブリーダーがこの理性的な分別のある解決案を受け入れてくれるかは不明であるが。。。

・・・。なんとも恐ろしい話ですね。

スコティッシュフォールドが耳の状態から、
軟骨異形成を示して関節炎になりやすいのは知っていましたが
ヘテロ型も発現してくるとは知りませんでした。

カワイイだけで、売っていいのか?
飼ってからのことまで説明して、ペットショップ、ブリーダーは販売するべきでは??
そもそも、この種類を繁殖するべきなのか?

また、誰にでも売るのではなく、世話ができるのか?
正しい接し方ができるのか?
ライフスタイルが動物と合うのか?
など、一定の基準を模範規定で定められないものなのか?

信じられないことだが、実際に現場には餓死するような動物が運ばれてくるのである(怒)

「ごはんはちゃんと与えていたし、食べていた」

そういわれると、我々には強制力はないので何もできないのである。
アメリカにはアニマルポリスがあるらしいが、対応してくれるのだろうか?

スコティッシュを飼育している飼い主は、この論文の意図することを肝に銘じて
猫を一生懸命かわいがってください!!
動物を飼うということは、病気も含めて家族として引き受けるということですから・・・。

この記事は学術論文としての掲載です。
1つの意見として、考えてみても良いのではないでしょうか?

written By bet MIYAKE

—————————————————————————————

松原動物病院 獣医奮戦記 から引用させて頂きました。

かかりつけの獣医師さんから
スコティッシュの遺伝病についてお話を伺ったこともありました。
実際に保護して、飼育するとなって、今まで情報として知っていた事が
現実のこととなりました。
折れ耳でかなりのがに股…骨軟骨異形成、生涯痛みと戦う運命。

スコティッシュという人気種でありながら迷子になり、
痛みを抱えて、
何があったかわからないけれど臆病になるような思いをし、
迎えに来てもらえなかった、そんな思いを二度とさせたくありません。

この子は折れ耳です。
将来は歩行が難しくなり、歩けなくなることも考えられます。
遺伝病があるかもしれません。
内臓疾患も、雑種と比べて発症しやすいそうです。

保護活動をしていると、接する猫の多くは雑種です。

今回スコティッシュを保護し、ともに過ごすことで、
純血種やブリーディング面も考えたり、理解したりしながら、
実際に起こってくる困難も経験して、
スコティッシュと生涯ともに生きることを学び、
世に啓蒙啓発させてもらう機会が与えられたのかなと思います。

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

そしてにゃぱんにて終生保護することを決めました。
どうかこの子が残りの生涯幸せに暮らせるよう、
応援よろしくお願いいたします。

↓無料クリックのみで簡単に支援していただけます。
1日1回の「応援する」クリックに、ご協力お願いいたします。
gd_r_234x60

↓何かしよう!が支援になります。ご協力お願いいたします。
bnr_c_2

スポンサーリンク

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする